もう長文も怖くない!早稲田の超長文をも攻略した「長文の読み方」とは?

 

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英語長文を苦手にしている人は多いと思います。

 

「内容を整理できない」

「時間内に読み終わらない」

 

早稲田なんかは1000単語を超える「超長文」と呼ばれる恐ろしい長文が出てきますが、普通に読んでいるだけでは間違いなく時間内に読み終わりません。

 

実はこの英語長文、正攻法があります。

 

僕は浪人時代に大手予備校でこの正攻法を教わり、実践することで早稲田法学部、政治経済学部の英語を突破することができました。

 

最初に言いますが、「本文を読む→問題を解く」という手順は絶対にやってはいけません。

 

それでは正攻法とはどういうものか、これから解説していきます。

 

 

~目次~

  1. パラグラフの先頭に番号を振れ!
  2. 注釈単語に目を通し、「話題」を推測せよ!
  3. 問題に目を通せ!
  4. 各パラグラフの、最初と最後の1文だけ読め!
  5. 最初から読んでいけ!

 

 

 

 

1.パラグラフの先頭に番号を振れ!

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まず段落番号を振りましょう。この作業を「ナンバリング」と言います。

ナンバリングをすることで、これから読む英文がどれくらいの分量なのかを把握できます。

ナンバリングにかける時間は10秒くらいです。何も考えずささっとやりましょう。

 

 

2.注釈単語に目を通し、「話題」を推測せよ!

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長文の最後に、(注)と書かれた難しい単語の意味が書かれている箇所、ありますよね?

ここ、長文に関する重大なヒントが隠されている場合が多いです。

 

例えばこの注釈を見てください。

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では「始祖」「テナガザル」「突然変異の」などの言葉から、この長文がどんな話題なのか推測してみてください。

 

 

 

 

 

 

推測できましたか? 

 

おそらく「進化論」「生物学」「動物が出てくる」あたりを推測したんじゃないかと思います。

この推測は間違ってても良いです。ただ、あらかじめどんな話題かわかっているのとわかっていないのとでは、読解スピードに大きな差が出てきます。

この作業も10秒程度で終わらせます。

 

 ちなみに次のような推測できない注釈の場合もあります。

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こんな時は諦めてステップ3に進みましょう。

 

 

3.問題文に目を通せ!

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 注釈に目を通した勢いでそのまま問題文へと移ります。

問題文を読む目的は2つあります。

 

①問題の数と、どんな問題があるかを把握する

②問題文から長文の話題を推測する

 

次の画像を見てください。

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問題文から、

「和訳が多いこと」

The Beatles、つまりビートルズに関する話題であること」

が分かりますね。

この作業によって、本文を読む前に

「和訳が多いから、下線部周辺はしっかり読もう」

ビートルズに関する話題だから、音楽関係かな」

作戦を立てることができるのです。

 

いきなり本文を読んだ場合、それは例えるなら道もない険しい山の中を進んでいくのと同じです。

しかし1~3の手順によって、山に道ができ(作戦)、山を登るための道具(話題)も手に入るのです。

どちらがより登りやすいかは一目瞭然ですね。

 

この作業は20秒くらいで終わらせましょう。

 

 

4.各パラグラフの最初と最後の一分だけ読め!

 さあ!やっと本文を読むぞ!…と思ったそこのあなた。

…いいえ、まだなんです。

 

次は各パラグラフ の最初と最後の一文だけ読んでいきます。

 

この作業によって、「各パラグラフの話題」をざっくり掴んでいきます。 

 

何故この作業が必要なのかというと、 

本文中のどこで何の話をしているか

をアバウトに把握するためです。

 

想像してみてください。

早稲田のような10段落以上もあるような長文の場合、頭から読んでいったら、読んでるうちに前の話題はどんどん忘れていってしまいますよね。

それを防ぐために、あらかじめパラグラフごとの話題を把握しておくのです。 

 

パスカルは言いました。

「困難は分割して考えよ」

英語長文も同じ、パラグラフごとに分割して考えればよいのです。

 

これはちょっと時間がかかるので、3~5分くらい見積もっても良いでしょう。

 

 

5.さあ!最初から読んでいこう!

 さあ、ここまで来たら長文も怖くありません!

 

「どのくらいの長文か」

「何の話題か」 

「どんな問題があるか」

「パラグラフごとにどんな話がされているか」 

 

これだけの情報がすでに長文を読む前に備わっています。

しかもテストが始まってからまだ5分も経っていません。

 

これであなたは、余裕をもって長文に取り組めるでしょう。