読みっぱなしは絶対ダメ!英語長文の読むスピードを上げるには、「復習」と「読み直し」がカギ!
英語長文を解き終わった後、答え合わせだけして終わり!っていう人、多いのではないでしょうか。
しかし、「読みっぱなし」ではあなたの読解スピードは一向に上がりません。
一度解いた英語長文は「宝の山」みたいなものなのです。
あなたが知らなかったり忘れかけていた、大事な単語や文法が詰まっているのです。
だからこそ必要なのは、
「復習」
「読み直し」
この2つです。これだけやれば確実に読むスピードは上がります。
念頭に置いてもらいたいのが、この2つの作業はとても地味で時間のかかる作業です。
しかし、読むスピードを上げるのには近道や裏技はありません。
地道な作業の積み重ねによって、徐々に読むスピードが上がっていき、気づかないうちに速読ができるようになっています。
それでは、どのように復習すればいいのか?読み直しとは何か?をこれから説明していきます。
~目次~
- 地道に一文一文の構造を丸裸にする(復習)
- まっさらな状態のテキストを「黙読」する(読み直し)
1.地道に一文一文の構造を丸裸にする
まず大前提として、「テキストに直接書き込まない」こと!
テキストは復習後の黙読用としてまっさらな状態にしておいてください。
ですのでコピーをとって、そっちに書き込みましょう。
構文を丸裸にするためにやることは3つです。
①主語(S)と動詞(V)を見つける
②文型を見抜く
③副詞句・節をカッコでくくる
この作業を進めながら、適宜分からない単語やイディオムの意味を調べながら書き込んでいってください。
2.テキストを「黙読」する
コピーに英文構造を書き込んだら、次はまっさらなテキストを黙読しましょう。
意外にも、まっさらな状態だと上手く読めません。
ここであなたは「まだ定着していないこと」に気づくのです。
でもがっかりしなくても大丈夫です。
分からないところがあったら、書き込んだコピーの方を見て、理解できたら次の文に進んでください。焦らず、丁寧に。
これを3回ほど繰り返せば、不思議なことに次第にすらすらと読めてきます。
この状態が「定着した状態」なのです。
まさに長文の中に散らばっている宝を、全部拾い集めることができた状態です。
この作業を、参考書1冊だけで良いので続けていくと、だいぶ読むスピードが上がってきます。
そして最終的には「英語を英語のまま理解する感覚」が身に付きます。
試しに次の例文でやってみましょう。
The bento has become a medium of communication, a way for the creator to express their feelings for the person who will eat it.
この文を
「弁当は…コミュニケーションの手段になっている…そして~」
と頭の中で日本語に訳すのではなく、
「bentoはbecomeしている、medium of communicationに、…(動詞がないから同格だな)...a way for the creatorだ。そのcreatorとは、 express their feelings for the pressonだ。personとはeat itする人だ。itは弁当か。」
と英語を英語のまま読み進めることができます。(まるでルー大芝のように)
英語ができる人や早稲田の超長文を読む人はだいたいこのように読んでいます。
日本語に変換する時間を無くせるから速く読めるのです。
もちろん、この読み方をするには語彙力は必須です。
でもそれは速読と同様、時間をかけて身に付けることなので焦らず、コツコツ取り組んでいきましょう。
「気づいたら速く読めるようになってた!」
というのが理想ですね。
~まとめ~
速く読むためには、まずゆっくりと丁寧に読むこと!
逆説的ですが、この地道な作業が必要なんですね。
それではみなさん、ぜひ試してみてくださいね!